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ますやま整骨院 院長の増山です。
今日は「食」についてのお話しです。
タイトルにもある「牛乳」について間違った認識をされている方が多いので本当の事をお伝えできればと思います。
皆さん牛乳というとカルシウムたっぷりで骨を丈夫にしてくれる身体にいい食品だと思っていませんか?
実は、、、
牛乳が好きな方には申し訳ございませんが、、、
積極的に摂るべきではない食品なんです!!!
カルシウムが豊富なのは本当なのですが、何故摂る必要が無いのか、どれだけ身体に害を及ぼすものなのかを理解しなければ思わぬしっぺ返しを受けます。
特によく言われる「骨を強くする」について今回説明したいと思います。
人間の骨は常にカルシウムを吸収しながらも、もう一方では排出しながら代謝をおこない生まれ変わり続けているものです。
この吸収と排出のバランスが大事でこれをコントロールしている栄養素がマグネシウム。
なのでカルシウムだけを摂取していてもマグネシウムが不足すると、骨にカルシウムを取り込めず意味がありません。
牛乳にはカルシウム成分量に対してマグネシウムの量が少なく、牛乳で骨を強くしようと頑張って摂取してもマグネシウム不足により骨に吸収できず、流れ出ていってしまうようなことが起きます。
だから牛乳を飲んでも骨を強くすることにはつながりにくいんです。
むしろカルシウムの血中濃度が高まると異所性骨化というものを引き起こしかねません。
異所性骨化とは、骨以外の部分で骨様の組織が形成されてしまう事を言います。
これは痛みなどの症状を引き起こす原因となります。
また、日本人は牛乳の成分を分解する酵素が少ない方が多く、上手く栄養素を分解吸収しにくいんです。
(※牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする方はそのせいです。)
アレルギー体質の方は、アレルギー反応を強くしてしまう場合もあるので気を付けなければなりません。
私も子供の頃は、牛乳は「骨を強くするいい飲み物だ!」という思いから毎日飲み続けましたが、その結果家族で一人だけ強い花粉症を発症してしまいました(^^;)
育児中の方もお子様に対して牛乳の摂取を積極的に行うのは控えた方がいいでしょう。
あくまで「絶対摂るな!」ではなく嗜好品としてたまに摂るのは問題ないですよ。